M4 Pro Mac miniの外付けSSDを爆速にするBeelink Mate miniが発売されました;容量重視のMate mini-Aと速度重視のMate mini-Bとの2つのモデルがあります;どちらのモデルも,M4 Mac miniの外付けSSDよりも高速です;公式HPによれば,M4 Pro Mac miniの外付けSSDを爆速にするモデルはMate mini-Bです;いっぽう,Mate mini-A RAID0でも爆速になったとのレビューがあります;RAID0ならGen5 Crucial T700より安価で低速のGen4 SDDでも爆速にできるはずです;Crucial T700 2TBの半額で購入できるNextorage GシリーズLE SSD 1TBの2個の合計2TBで,安くて爆速の外付けSSDを試します;
Apple M4 Pro Mac miniの内蔵SSDストレージは爆速なのですが、非常に高価です;このため内蔵SSDは最小の512GBにして,Thunderbolt5接続で内蔵SSD並みに爆速でかつ安価な外付けSSDで補うことにしました;ですが,そのような外付けSSDはM4 Pro Mac miniの発売ごろには存在せず,その後もなかなか販売されませんでした;Thunderbolt5の製品自体もまだ普及しておりませんでした;
M4 Pro Mac miniの発売から半年以上経過し,ついに待望の爆速の外付けSSDを搭載可能なBeelink Mate mini 80Gbps Dock for Mac mini M4が発売されました;
2024年10月29日 M4 Pro Mac mini発表
2024年11月08日 M4 Pro Mac mini発売
2025年05月29日 Beelink Mate mini発表
2025年07月17日 Beelink Mate mini発売
※M4 Pro Mac mini発表からちょうど6ヶ月後にBeelink Mate mini発表しています;
Mate miniには,容量重視のAと速度重視のBの2つのモデルがあります;
40Gbpsの2個の外付けSSDを搭載でき,最大16TBです;M4 Mac miniの内蔵SSDよりも高速です;
80Gbpsの1個の外付けSSDを搭載でき,最大8TBです;M4 Pro Mac miniの内蔵SSD並みに爆速です;
M4 Pro Mac miniで最小の512GBの内臓SSDを選択した人は速度と容量の両方を重視するはずなので,どちらのモデルにするか迷うでしょう;爆速にこだわりがある人だけMate mini-Bを選び,それ以外の人はMate mini-Aを選ぶかもしれません;
M4 Mac miniを選択した人は,どちらのモデルでも外付けSSDが内蔵SSDよりも高速になるので,容量重視のMate mini-Aを選ぶでしょう;
速度と容量を両立するMate mini-Cというモデルはありません;もしあれば迷わず選ぶのですが;
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Mac Sound Solutions inc.の興味深いレビュー記事によれば,Mate mini-Aに同じ仕様のSSDを2個使ったRAID0で,M4 Pro Mac miniの内蔵SSD並みに爆速になったとの情報があります;
RAID0は2個のHDDをストライピングにより読み書き速度を2倍にできる技術です;ストライピングが高速になる理由は、データを複数のドライブに分散させ、同時並行で読み書きすることで、単一のドライブよりも処理時間が短縮され、高速なデータ転送が実現するからです;
RAID0はUSBの速度よりも大幅に速度が遅いHDDでは有効ですが,単体でも十分速度が速いSSDではRAID0でさらに高速になってもUSBの速度で制限されてしまうので有効ではありません;ですから,外付けSSDのRAID0は有効ではないという意見が大勢でした;ネットで「SSD RAID0」と検索すると,「SSD RAID0 意味ない」という検索候補が提示されます;これは,多くの人がSSDでRAID0を試して失敗しているということを反映しています;
ですが,80Gbpsの次世代Thunderbolt5により状況は変わりました;Thunderbolt5なら外付けSSDのRAID0で爆速にできるというのです;
この情報が本当なら,爆速かつ大容量の外付けSSDの登場ということになります;ところが,Mate miniの公式HPではRAID0の記載が全くありません;Mate mini-Aは大容量という位置付けのモデルとして製品化しましたが,レビューにより,RAID0で爆速かつ大容量になることが判明したことになります;
前記した速度と容量を両立するMate mini-Cに相当します;RAID0はMacOSの標準機能なので,わざわざMate mini-Cを新たに開発する必要はありません;Mate mini-Aのままでかまいません;
なお,RAID0で速度は2倍になるものの,故障のリスクも2倍になります;2個のうちの1個でもSSDが故障すると使えなくなります;しかしよくよく考えてみると,SSDにはHDDのような故障しやすい機械部品がありません;故障率が限りなく0に近いならば,1個でも2個でも故障のリスクはあまり気にする必要がありません;SSDで配慮すべき寿命は,フラッシュメモリの書き込み回数に関係するTBWという数値が寿命の指標となります;TBWの大きいSSDを選べば寿命を延ばせます;SSDのRAID0ではバックアップが必要なのでおすすめしない情報が多いのですが,SSDのRAID0に限らずに消滅しては困るストレージデータはバックアップを定期的に取るようにしているので問題ありません;
そもそも,RAID0で故障のリスクは確かに2倍になりますが,各SSDへの書き込み回数は半分になるのでTBWは2倍になるはずです;なのでSSDの寿命は,RAID0ありなしで結局のところ変わらないと考えました;
それに,RAID0で何か問題があったら,RAID0なしにして,M4 Mac miniの内蔵SSDより高速な外付けSSDとして使えます;
ということで,Mate mini-Aを実際に購入してRAID0を試すことにしました;
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公式HPでは1TB Crucial T700 M.2 NVMe SSDで速度テストを実施しています;T700はGen5のSSDです;Gen5のSSDを選択すれば,M4 Pro Mac miniの内蔵SSD並みに爆速になるようです;T700 1TB SSDは24700円(amazon),T700 2TB SSDは37118円(amazon)と高価です;
Gen5のCrucial T700ではないGen4のSSDとかは少し速度が遅いようです;ですが,RAID0で速度が2倍になるので,爆速になるはずです;amazonのタイムセールで1個あたり1万円以下,2個合計2万円以下で購入できたNextorage GシリーズLE 1TB SSD 2個のRAID0の合計2TBで爆速化を試します;
Mate mini-Aが,1個あたりのSSD速度が低速の40Gbpsでも,2個のSSDでRAID0にすると爆速化できる理由は,(1)RAID0で40Gbpsの2倍の80Gbpsの速度にできること,(2)M4 Pro Mac miniが80GbpsのThunderbolt5であること,(3)Mate mini-Aが80GbpsのThunderbolt5であること,と考えます;
Mate mini-AのRAID0なら安価なGen4のSSDでも爆速になるはずと考える理由は,(1)RAID0で40Gbpsの2倍の80Gbpsの速度にできること,(2)Gen4のSSDは40Gbpsよりも速い最大64Gbpsであること,(3)DRAMレスの安価なGen4のSSDは64Gbpsよりは遅いものの,そこそこ速い40Gbps程度の速度は出ること,と考えます;
要するに,Mate mini-AのRAID0では1個のSSDの速度が確実に2倍になるので実力が40Gbpsがある安価なSSDでも爆速となるのですが,Mate mini-Bでは1個のSSDの速度がそのままMate mini-Bの速度に直結するので,最大128GbpsのGen5のような実力が80Gbpsを超える高価なSSDを選択しないと爆速にならない,ということです;
簡潔に表現すると,Mate mini-A RAID0は,Mate mini-Bよりも,爆速が得られる外付けSSDのコスパが優れているということです;
2025年09月09日 Nextorage GシリーズLE 1TB SSD 2個注文
2025年09月10日 Nextorage GシリーズLE 1TB SSD 2個納入
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M4 ProやM4 MaxでMacOS標準機能のRAID0で外付けSSDを爆速化できる理由について検討しました;
M4 ProやM4 Maxチップは,Thunderbolt5の80Gbpsよりも高速な処理能力を持つため、外付けSSDのRAID0による速度向上効果が大きいからです;
NASなどの複数のSSDを搭載できるストレージ機器のチップはM4 ProやM4 Maxチップに比べてはるかに処理能力が劣るので,RAID0で外付けSSDを爆速化できません;
なお,M4 ProやM4 Maxは,M4よりもSSDの速度が速いのですが,M4 ProとM4 Maxとで速度があまり変わらないとの情報があります;また,SSDの容量は256GBや512GBに比べて1TBは高速になりますが,2TB以上では高速化は頭打ちになっています;どうやらM4系チップ内のApple Fabricが関係していることを突き止めたようですが,詳細は不明です;理由はともあれ,外付けSSDを爆速化するならM4 MaxではなくM4 Proで十分で,SSD容量も2TBあたりがちょうど良いようです;
M2 Mac miniの256GBの内蔵SSDが,M1 Mac miniの256GBの内蔵SSDよりも低速になったことが話題になりました;チップの数がM1では2個だったのが,M2では1個になったことが原因でした;内蔵SSDがRAID0なのかは不明ですが,2個のSSDチップに対してRAID0のような処理をすることで高速になると考えられます;そう考えますと,Mate mini-Aのような2個のSSDをRAID0で高速化するのは至極当然の技術なのでしょう;
SSDを2チップにすれば内蔵SSDが高速になるのにAppleが気がついたのはM2 Mac mini開発後でしたから,M1 Mac miniの高速内蔵SSDは知らずに開発できたということになります;同様に,BeelinkもSSDを2個構成にしてRAID0にすれば爆速になることを知らずに開発できたということでしょう;
まだレビューは1件のみですが,このレビューを見た他社の開発者はThunderbolt5接続の外付けSSDを2個構成にすれば,MacOS標準機能のRAID0を利用して爆速になることに気がついたはずです;ですから,今後同じような製品が発売されるものと予想します;
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「RAIDセットは起動ディスクには作成できません。最初に別のディスクからコンピュータを起動する必要があります。」とのAppleの記載があります;
「ディスク」はふつうHDDのことですが,この記載ではSSDも含めた「ストレージ」の意味で使われているようです;
なので,Mate mini-A RAID0の外付けSSDはデータ保存用として使うことにします;
どうしても爆速の外付けSSDで起動したい場合には,Mate mini-BなどのRAID0ではない外付けSSDを用意します;爆速の内臓SSDはなるべく長持ちさせたいので,なるべくフラッシュメモリへの書き込み回数を少なくしたいという考えがあります;起動もデータも全て外付けSSDにしたい人は多いはずです;まだ,SSDで書き込み回数が多いために使えなくなった経験はありません;同じフラッシュメモリの技術を用いたSDカードでは使えなくなった経験が複数あるからです;頻繁に書き換えるFAT領域(ファイルの配置と管理を行うファイル)の工夫で実用的な寿命を確保しているようですが,書き込みするたびに寿命が縮まっていると想像すると精神的に良くありません;HDDの場合には磁気記録に起因する書き込み回数は無限です;爆速が必要ないデータはなるべくHDDに保存するようにして,SSDはどうしても爆速が必要な用途に使用します;
SDカードスロットは一つで標準SDカードのみです;microSDカードも、SDカードへの変換アダプタを使うことで使用することができます;他の製品では,標準SDカードとmicroSDカードとの2枚挿しができるものがあります;個人的にはSDカードの2枚挿しはしないのでこれでかまいません;
SDXC (Secure Digital eXtended Capacity)カード対応です;SDHCカード、SDカードも使用可能です。
SDXCはSD 4.0規格で定義された最大2TBまでの大容量に対応したカードの総称です;SD 4.0規格はUHS-IIという超高速インターフェースをサポートしており,最大312MB/sの転送速度です;公式HPには300MB/s以上と記載されています;HDDの転送速度100〜200MB/sよりも高速です;
公式HPでは付属の短くてかたい2個のThunderbolt5ケーブルを選んで用いて上下に配置します;
Mac miniの電源スイッチは下面にあるので,電源スイッチを操作するには,Mate miniを上に配置するしかありません;
電源スイッチのアダプタを購入するか,あるいは電源スイッチを常に入れたままの使い方をするなら,Mate miniを下に配置できます;公式HPには説明がありませんので,使い方はユーザにまかせているのでしょう;
レビューによれば,上下に重ねて配置するとSSDの温度が高くなるので,離して配置した方がいいとのことです;離して配置するには,別途Thunderbolt5ケーブルが必要になります;Thunderbolt5ケーブルの価格は,Apple純正だと1mのみで約1万円と高額です;Intel認証や準拠の市販のThunderbolt5ケーブルは,5000円以下の価格です;ノイズの影響を低減するために,0.3〜0.5mと短いケーブルを購入する予定です;高価なThunderbolt5ケーブルを2個付属するくらいなら,0.3mぐらいの短くてやわらかいThunderbolt5ケーブルを1本付属して欲しかったです;
M4 Pro Mac miniは標準で1GbpsのLAN端子です;Mini mateには2.5GbpsのLAN端子が付いているので,2.5倍転送速度が高速になります;
M4 Pro Mac miniでは10GbpsのLAN端子(10ギガビットEthernet)にカスタマイズできますが,価格は15000円もかかります;Mini mateは,LAN端子だけの価格ではないので,たいへんお得と言えます;
最近では,NASやWi-FiルータのLAN端子が2.5Gbpsの機種が安価に購入できるようになりましたので,ネットワーク全体を2.5Gbpsにそろえることができます;10GbpsのLAN端子は高価で発熱も大きいのであまり普及していません;また,1Gbpsよりも高速な光回線でも10Gbpsの実力はないので,2.5Gbpsぐらいで十分に高速化を実感できます;ですから,2.5Gbpsというのはたいへんコスパの良い仕様だと思います;
Mac miniとMate miniをこれから購入するなら,Mac miniは,SSDは最小の容量,LANは標準の1Gbpsを選ぶことで価格を抑えることができます;
M4 Pro Mac miniの冷却ファンは音が気にならないほど静かですが,Mini Mateの冷却ファンも同様に静かだそうです;両方とも静かなので,使用する近くに設置することができます;
爆速のSSDは発熱しますが,冷却ファンのおかげでSSDの温度が低く抑えられているそうです;同じSSDの容量ならば,1枚よりも2枚の方が表面積が2倍大きいので,冷却効果が大きいと考えます;さらにRAID0なら2枚のSSDには速度が遅いDRAMレスのものを使用しても爆速になるはずです;発熱が少ないDRAMレスのSSDを使用すれば冷却ファンの負担も小さくなるでしょう;
(1)Beelink Mate mini 80Gbps Dock for Mac mini M4|公式HP
(2)最強ほぼ無音のM4 Mac miniドックが登場!Beelink Mate mini 80Gbps Thunderbolt 5 ドック|PCまなぶ
(3)Thunderbolt 5 just got cheaper! Mate mini for M4 Pro Mac Mini! by Beelink|Mac Sound Solutions inc.
(4)Apple wants $1000 for 4 Terabytes? Get the Beelink Mate Mini instead for way less. GIVEAWAY!|Mac Sound Solutions inc.(
Appleが4テラバイトを1000ドルで売るなんて?その代わりに、Beelink Mate Miniをもっと安く手に入れよう。プレゼント!)
(5)NVMe SSDでRAIDをやってみた|R-Y-O
(6)Macでディスクユーティリティを使用してディスクセットを作成する|ディスクユーティリティガイド|Appleサポート
(7)Apple M4チップ搭載のMac mini (2024)ベースモデルに採用されている256GB SSDはNANDチップ2枚構成で、SSD速度がM1より低下していたMac mini (M2, 2023)の問題が修正。|AAPL Ch.
(8)M4 Pro MaxのSSD容量と速度の関係と Thunderbolt、そして Macの中心にある謎の布|katsutoatsuto
(9)Apple Thunderbolt5(USB‑C)Proケーブル(1m) 9,980円
(10)Thunderbolt 5とは何か。M4 Pro/M4 Maxチップ搭載Macに採用された、次世代インターフェイスの全容に迫る
(11)M4 Proを選んだ理由は、内部メモリ&内部SSDの速度
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各種等幅フォントをフル活用して,罫線素片を使って表や線図を作成しても文字がずれないきれいなテキスト作成をめざします;
WinのWordやMacのPagesを使えば可能なのですが互換性がありません;HTMLとCSSとで作成したWebサイトなら互換性があります;
iPadのSafariでは半角等幅フォントにMenloを採用しました;全角と半角が正確な整数比となるようにフォント幅の微調整を行いました;
Firefoxなどでは半角等幅フォントにiPadに追加したUme Gothic S4やSource Han Code JPなどの評判の良いフォントを使用しました;
レスポンシブデザインにより,iPadのSafariとFirefoxなどの各種ブラウザで等幅フォントをフル活用できるように開発を進めています;
iPadOS 26やiOS 26になっても,Apple標準ブラウザアプリのSafariでは追加フォントが反映されませんでした;
Safari以外のブラウザアプリでは追加フォントが利用できますので,お気に入りの等幅フォントを使えます;
しかし,Safari互換は必須なので,レスポンシブデザインでなんとか対応すべく開発中です;